理念や哲学は物語で伝える

nakatomimoka2010-04-21

高野登さん。「我々リーダーが気をつけているのは「理念や哲学は『物語』で伝えること」です。理念が浸透しない最大の理由は、理念を理念のまま『言葉だけ』で伝えようとするからなんです。人間という生き物は『理論』を理解しない。頭では理解しても、ハートに届かないのです。例えば、私の元ボスにレオハートさんという、フットボール(日本でいうとサッカー)の選手だった人がいました。よくこの人から、『高野、周りがパスを出したくなる選手になれ。周りがパスを出したくなるのは、一番よく動いている人間だ。だからお前が自ら一番動くんだ!』と言われたんです。ただ『主体的になれ』『積極的になれ』とお説教されるより、ずっと心に染み入いりました。『理念が形になるのは、それが物語になった瞬間』なんです」ここでもやはり物語。