500年後の未来に

nakatomimoka2010-04-23

高野登さん。「『500年後、1000年後の未来に何が残せるか?』ということです。10年後の未来ならば、『自分の子供』のため、50年後ならば『自分の孫』のため。つまり『自分と関係する人』のために考えられますね。しかし500年後、1000年後になると、そういう『自分』という意識や視点が抜けるんです。そんな視点で物ごとを考えるのが大事だと思うんです。ただ正直、まだこれに明快な回答はない。でも考え続ける必要がある。そして私は日本人というのは、そういう視点でものを考えられる数少ない民族だと思っているですね。狩猟民族というのはどうしても、目の前の獲物を追う発想になりがちなんです。しかし土着の農耕民族というのは、子々孫々、そして大きなコミュニティーのための視点を持つことが出来るんです」何が、残せる?