組織能力とは

nakatomimoka2010-05-26

延岡健太郎さん。「『組織能力』を厳密に定義すると、『企業が固有にもつ有形無形の資源と、それを活用する組織ルーチン』ということになります。組織ルーチンとは、鍛えられたサッカーチームのように、複雑で困難なプロセスを、組織として自然に実現できる状態です。組織能力とは、『技術的資源』や『人的資源』、およびそれらの資源を統合して効果的・効率的に活用するための組織プロセスです。組織能力は組織内の長年にわたる試行錯誤の過程で蓄積されるので、特定組織に固有の暗黙的な経験知が主体となります。特に、属人的な経験知の集合が重要です。そのため、他の企業が真似をしようとしても難しいし、市場で購入することもできません。特定分野において、愚直にブレることなく組織能力を鍛え続けることこそが戦略なのです」ぶれずに、人智を積む。