シュートの軸足を決める

nakatomimoka2010-07-28

楠木建さん。「WTP−C=P。これが最も根本的な利益(P)の定義です。WTPはWilling to Pay、すなわち顧客が払いたいと思う水準を意味しています。一つのシュートは、コストに軸足を置くシュートです。一方、コストの点では他社と同等かそれ以上にかかってしまうけれども、何らかの理由で顧客がより多く(もしくはより頻繁に)支払いたくなる状況を作る、というのがWTPに軸足を置くシュートです。もうひとつ、ニッチ特化による無競争というシュートがあります。ストーリーを構想する第一歩としてシュートの軸足を定めなければならないのは、3つのシュートの間にトレードオフの関係があるからです。ここで『軸足を定める』といいうのは、WTPとコストがバッティングしたときに、どちらをとるかはっきりさせておくということです」軸足を。