他が真似できないレベルまで

nakatomimoka2010-08-27

長谷川和廣さん。「企業の立て直しのときに躍起になることは、ライバル会社との差別化です。商品開発をする場合は、その商品に平均点は求めません。むしろ欠点もあるが、何か決定的に差別化できている商品を開発するように命じます。市場で生き残るのは、必ず後者の商品だからです。人も同じです。無難な平均点社員より、欠点はあってもひとつ得意技がある社員のほうが生き残るチャンスが多いのです。専門や得意技があれば『あの仕事はあいつに任せておけば安心だ』と積極的な気持ちで抜擢しますが、平均点の社員に同じ仕事を任せる場合は後ろ向きな気分を感じてしまいます。商品でも人でも、労力やコストは、平均点を全体的に引き上げるためより、他が決して真似できないレベルまで差別化を進めるために使うべきなのです」我が身はいかに。