常に自分に課題を課す

nakatomimoka2010-09-16

日垣隆さん。「『何かを残していきたい』あるいは『これだけはやっていきたい』というものをやるかやらないか。人の価値は、そこにあるのではないでしょうか。そのためには、つまらないことに費やしている時間はありません。四十代以降の人は特に、映画でも本でも仕事でも、『つまらない』と思ったらすばやく撤退しましょう。まずい蕎麦だと思ったら残すのは、贅沢になったのではなく、味がわかるようになった証拠。このとき注意したいのは、『つまらないことをやめる』というのと、『もう歳だから新しいことに挑戦しない』という話は、まるで違うということ。スペインの哲学者オルテガは、こんな言い方をしています。『常に自分に課題を課していく人が、思想的貴族だ。すぐれた人間とは、自分自身に多くを課す者のことである』」早期に撤退を。