経営は強いところを強くする

nakatomimoka2010-09-27

原田泳幸さん。「成果は、マクドナルドの強みを再認識し、そこを強くする施策に取り組めたこと。経営は、弱いところを克服するよりも、強いところを強くしていくことの方が重要です。私は、1997年にアップルコンピュータの社長に就任しました。このときにアップルは、アップルらしさを忘れ、余計なところにばかりリソースを配分していた。だが、スティーブ・ジョブズがCEOとして復帰してからは、個人用携帯情報端末の「ニュートン」をやめ、ゲーム機の「ピピン」をやめ、という具合に不要な事業を切り捨て、アップルが強い分野だけに投資を集中した。そうして登場したのがiMacであり、その後の成長につながっているのです。「強みは何か」をトップから社員までが共通の認識としてとらえることは、大変重要なことなのです」強みを強く。