100日で一冊が書ける

nakatomimoka2011-07-23

竹中平蔵さん。「最初に書いた本も、この『逆算方式』で書き上げたものです。当時の私は、一度でいいから自分の名前で本を出してみたいと野心を燃やす一方で、組織の中の仕事に追われ、時間的余裕はまるでありませんでした。そんな状況の中、単行本丸々一冊書くとなると、途方に暮れてしまいます。そこで、私はこの仕事を単純化して考えることにしました。単行本は、400字詰めの原稿用紙を300枚も書けば一冊になります。ということは、一日3枚をノルマにすれば、100日で一冊が書ける計算です。私は本当にその通りに実行しました。一日原稿用紙3枚を書くのは、仕事から帰ってきた後にも書ける適度な量です。とはいえ、毎日ともなると負担はそれなりにかかります。一日3枚の締切りを守るために、夕方までに下調べをすましてしまいました」やろう。