一日一回さわる

nakatomimoka2011-10-29

松浦弥太郎さん。「ものをいつくしみ、自分をいつくしむ。これは毎日の暮らしをいつくしむということだと思うのです。いつくしむ方法は、一日一回、さわること。ごく単純ですが、とても大きなことだと思います。まったく変わりがなくきれいなままでも、さわるとさわらないとでは大きな差が出てきます。さわったことで、あたかも命の吐息がふきかかったがごとく、そのものがすこし元気になるのです。逆に言えば、誰にもふれられず置き去りにされたものは、やがて生気を失います。僕が本や服を少ししか持たないのも、自分が毎日さわってあげられるものには限りがあると知っているためです。さわるとはまた、点検でもあります。自分の手足や髪といった細部も、ものと同じように一日一回はきちんとさわり、点検し、すこやかかどうか確かめましょう」毎日さわる。