幸福追求という戦略

nakatomimoka2012-03-28

玄田有史さん。「幸福追求という戦略は、新たな針路となるだろうか。会社に例えて考えてみる。売り上げも利益も好調が続き、給料もそれなりに払われている。けれども働いている社員には達成感や充実感が全くない。職場の雰囲気も悪い。そんな時、業績や報酬だけでなく、社員の意識や感情に配慮し、働く幸福感を高める取り組みは大切だ。職場が暗いのになぜかもうかり続ける会社はない。社員の幸福を重んじることが、結局は会社のメリットになる。反対に会社が停滞のまっただ中にあるときならどうだろう。経営陣が『これからは社員の幸福に注力する』といって、社員の心に響くだろうか。現実から目を背けさせる『逃げ』の方策にすぎないと社員に思われたなら、幸福への取り組みも失敗に終わるだろう。幸福の標榜にはタイミングが重要になる」ふむ。