指揮のワン・ボイス

nakatomimoka2012-08-06

ルドルフ・ジュリアーニさん。「危機管理で大切なのは指揮と制御だ。ただ、制御は究極の目標で、危機を制御することなどできない。でも誰かが必ず責任を負わなければならないし、方向性を示さなければならない。指揮で大事なのはワン・ボイス(命令を出す人を1人に絞ること)だ。1人が無理な場合でもワン・セントラル・ボイスにする。私は当初は毎日3回、その後は2回、記者会見したが、州知事や関係部署の職員も同席させ、専門的な事柄も含めてその場で全ての情報を取材できるようにした。今後のテロの可能性、瓦礫の片付け、学校の再開日時など何でもだ。情報は全て公開した。『ハドソン川の堤防に亀裂が入った』ことも伝えた。高波が来たらマンハッタンが水没するおそれがあった。我々は修理の進み具合を明かし、住民の信頼を得た」命令は1人。