努力と運命

nakatomimoka2013-09-12

松下幸之助さん。「運は努力によって生み出すもの、という人がいますね。そういう見方も大事だと思いますが、運があるからこういう成果があがったのだという見方も非常に大事だと思いますよ。つまり成功して順調にいっているときは運がいいのだと思い、困難なときは自分のやり方がまずいからだと考える。人間というのはともすれば、うまくいったら自分の腕でやったと思いがちですね。それがおごりに通じる。だからうまくいったのは自分の運がよかったのだと考えたらいいし、事がうまくいかないときは運がないと思わず、腕がないと思う。自分も努力をしたけれど、その努力はせいぜい一割か二割で、大部分は運のためである。ただね、そのときどきでは懸命にやってきた。今考えても『よくやったな』と自分で自分の頭をなででやりたい気持ちになれる」運が良かった。