向上心追求型の幸福感

nakatomimoka2013-12-08

白澤卓二さん。「UCLAの研究グループは、『向上心追求型の幸福感』と『快楽追求型の幸福感』に生物学的な違いがあることを見いだした。向上心追求型の幸福感は人生において向上心や目的意識を持ち、生きている自分に生き甲斐を感じているときの幸せである。一方、快楽追求型の幸福感は好きなことをして欲求を満足させているときに感じる幸せだと定義される。被験者をグループに分類すると、向上心追求型は2割程度にすぎず、快楽追求型が8割と多勢を占めた。被験者の血液から遺伝子の発現を調べた結果、向上心追求型の人は免疫力がアップする遺伝子の発現が誘導されていた。一方、快楽追求型の人は炎症を引き起こす遺伝子の発現が増強していた。最高善こそが幸福だというアリストテレスの教えが、遺伝子レベルで実証されたといえそうだ」ふーむ。