服喪三年

nakatomimoka2014-03-16

成瀬雅春さん。「この世との区切りが、四十九日や一周忌や、三回忌です。だから、受け継いだほうも、それ以上は引っ張ってはいけないんです。引っ張ると、『また戻ってきてくれ』ということだから、死者は成仏できないんです」内田樹さん。「『論語』にも同じことが書いてありますね。『服喪三年』という話。3年といっても、実際は三回忌と同じで、丸2年のことなんです。とにかく親が死んだら、2年は服喪せよと。どうして2年かというと、子どものとき、自分が両親の手から離れるまでに2年くらいは扶養してもらっているからなんです。だから、両親が自分の手から離れたあとの2年間くらいは今度は親を供養したらどうかね、という理屈なんです。一言も発しなくても、そんな死者に向かって10ヶ月くらいは話しかけても罰は当たらないんじゃないか、と」はい。