本屋は世界と繋がる場

nakatomimoka2016-12-16

嶋浩一郎さん。「いい本屋の中には、『文脈棚』を作っている所も数多くあります。本を何かの順番や規則性で並べるのではなく、その内容などをゆるやかにリンクさせながら一つの繋がりとして並べるというものです。一つの本をきっかけにして他のいろいろな世界が開けてくる、という感覚が文脈棚のもっともすばらしいところだと思います。よく出来た文脈棚にそって本の並びを追っていくのは、非常に気持ちのよい、快感といってもいいものです。いうなれば、本屋というのは世界と繋がる場なのです。書棚は一つの世界であって、色々な本屋にいくことによって、その数だけの『世界』にコンセントを差し込むように繋がることができるのです。書店は全体を短い時間で一覧することができます。これは非常にフィジカルな繋がりで人間ぽい感じがします」本屋へ。