知らないことを知る為に

nakatomimoka2016-12-17

嶋浩一郎さん。「最近は、『知る』ということが検索的な『知りたかったことを知る』の意味にかたよりすぎているように感じます。知ろうと思ったことだけを知っていては自分の世界は広がりません。では、『知らないことを知る』ためには、どのような方法がよいのでしょうか。それは、知らない世界に強制的に連れて行ってもらい、偶然の出会いの機会を増やすことです。そして、旅や読書はそうした世界に強制的につれていってくれるものの代表です。検索で探すのは、石油を掘るのに近いものです。読書はそれとは違って、子供の砂遊びに近いものです。ちょうどいい強制力を持っているのが、本屋に行って、本を買って読むことなのです。自分の気づいていなかった欲望を刺激して満たしてくれる心地よさは他ではなかなか得られないものです」検索でなく本屋へ。