完了形で念じる

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塩谷信男さん。「願望には必ず、その反面、それがかなわなかったことへの恐れの心がつきまとうものです。そしてその負のイメージも思いのうちですから、思いはやはり実現してしまう。この人は特に、わたしの『完了形で念じる』ことの大切さに共感してくれたらしく、選手にいつも、目標を達成したい(願望)のではなく、すでに達成している(断言)と念じイメージさせるよう指導していて、その成果も大きいものであるといいます。想念と呼吸の力が物事をなす力の源になること。そして、座りたいと念じるのでもなく、座れないのではないかとマイナス思考することもやめて、ただ、ひたすら達成の姿だけをイメージし、淡々と念じることです。いわば、『無色の想念』が、彼の思いを現実化したのです。願えばかなう、ことさら願わなくてもまたかなう」完了形で。