たとえば星を

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飲み会があって、頭をいい程度に使う刺激があった帰り道のこと。3日ほど前に「宇宙たび」というセッションに参加していたので、見上げてみると星があって、ああ、ここでも星が見えるんだ、と思った瞬間、池澤夏樹さんの『スティル・ライフ』の「たとえば、星を眺めるとかして」というフレーズが頭をよぎり、いきなり天からのイメージが頭の中に流れ込んでくるような状態になった。ああ、宇宙とつながるというのはこんな感じではないかな、と思うような、いままで味わったことのない感覚だった。いろんなことがつながっていき、頭の中でスパークしていく、とても不思議な体験だった。悟りとかいうのはおこがましいし、単に脳が麻痺したような感じだろうとは思うのだが、宇宙と一体化することの発端にふれたような、神の啓示を受けた気がしたような夜であった。