無意識を取り戻すつとめ

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小林弘幸さん「多忙な日常生活を送って仕事や家事などのあれやこれやに流されていると、『自分をなんとかしよう』という考えが毎日の流れの中に掻き消されてしまうようになります。流され続けている内に、自分をもっと極めようとしていた気持ちが次第に薄れ、月日とともに風化していってしまうのです。だから私たちは、流されることなく、日々しっかり立ち止まって、自分の中の『もっと何とかしたい』『もっと自分を極めたい』という気持ち(=無意識)を取り戻していかなくてはなりません。私は、仏教において修行僧が行う日々の心身のつとめや、キリスト教のシスターが行う日々のつとめなども、大きく括ってしまえば『自分の中の無意識を浮かび上がらせるための修行』であり『自分という人間をよりいっそう極めるための修行』だと思います」つとめ。