堀田秀吾さん。「レゼスニエウスキーらが、米国の陸軍士官学校の生徒を延べ1万人以上、10年に渡って調査して、志望動機とその後のキャリアを記録していった所、自分の『やりたいこと』に対して、教養のため、人類のため、出世のため、などと『理由づけ』をする人ほど、長期的には結果が悪くなる傾向が出たそうです。カップスとエッティンゲンによると、50人の学生にエッセイを書かせた時、『賞を受賞すること』を想像させて書かせた被験者は、そうしなかった被験者よりも執筆意欲が落ち、エネルギーを注ぎこむことができなかったそうです。また、課題をやり終えたところを想像させてから取り組ませたところ、意欲が低下し、さらに結果の達成度も低かったということです。やみくもに大きな目標を掲げても、逆効果になってしまうことがあるのです」好きこそ。