小池龍之介さん。「裏を返しますと、仕事やうまくいかないときや、体調が悪くて頑張れない時などは『承認が得られない』という不快感に悩まされがちです。それゆえこれは、コンスタントに自分を支えてくれるものとしては、ちょっと弱い所がある。私たちはそういった条件つきの承認を求める一方で、『無条件の承認というものを得られたらいいなあ』と思っていたりもするのです。それは、第三者的な集団的なものというよりは、プライベートな関係において愛情によって、無条件に承認されたいという欲求として生じがちなものです。個人、『私にとってのあなた』、すなわち『君』という存在から無条件に承認されたいという気持ちが強いのです。多くの人は『自分が自分である』という理由だけで承認されたいと希望しているのではないでしょうか」僕だから。
