小池龍之介さん。「念波と言われて腑に落ちない方向けには、自律神経の仕組みから説明してみましょうか。自律神経系は、基本的に他人のそれと共鳴する習性があります。人体は常に微細な電気エネルギーを放出していて、それを他人から受信する形で、相手から影響を受ける仕組みになっているのです。ですので、副交感神経(リラックスに関わる)が整って活発化している人の近くにいると、言葉を交わさずとも、ごく自然に安らぎを感じることができるでしょう。相手に影響されて、副交感神経が自然に活発化するからです。反対に、苛々していたり悲しんだり何かを否定している人は、興奮を主導する交感神経が活発化しすぎている状態で、その近くにいるだけで、自然にその神経系がその電気的影響を受けて、自律神経のバランスが崩れることでしょう」伝わる。