価値観の多様化と承認

f:id:nakatomimoka:20191107183201j:plain

小池龍之介さん。「こうして社会的に承認されることによって、自分の価値を無意識的に確かめることができていた人たちにとって、承認が足りない分を、プライベートで身近な人達から承認されることによって補おうと、必死になって求めなくてはいけない理由は、今ほどはなかったように思われます。『私たちがこうすれば価値がある』と思っていることが今の世の中では、あまりにも社会の中でバラけすぎていて、『ちゃんと収入があって結婚していて、マイホームが持てていたらまっとうなのだ』というような形での承認は、もはや必ずしも成り立たなくなりました。そういうのではなくて、何らかの形で自己実現をしなくてはいけないんだ、自分の価値というものを社会の中で打ち立てていかなくてはいけないんだ、という考え方のほうが主流になっています」承認不足。