色と感情

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イングリッド・フェテル・リーさん。「色と感情は言語でも結びついている。気分は明るくなったり暗くなったりする。悲しい日には暗雲が立ち込め、ブルーな気分になる。ものごとが順調に運んでいるときを、黄金の日々という。ものごとには暗い面もあれば明るい面もある。それぞれの色が象徴する意味合いは文化に寄って異なるが、明るさはものごとの喜びあふれる側面として、普遍的に認識されている。喜びの色をまとめたグラフは明るく鮮やかな色相で、黄金色やオレンジがほぼ半分を占めた。明るい色が気分を高揚させるのだとすれば、人間が最も明るい色相を得るために多大な労力を費やしてきたのもうなずける。アポリジニのディエリ族は、金褐色の染料を求めて、1000キロ近くの道のりを往復していた。古代ローマ人が切望したのは、紫の染料だった」明るく鮮やか。