明るい色と喜びの結びつき

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イングリッド・フェテル・リーさん。「明るい色は、栄養の在処の確実なヒントになったため、数万世代にわたる進化のうちに、喜びと深く結びつくようになったのだ。色とは、エネルギーを可視化したものである。色は、甘い食べ物を見つけたときに喜びという形で活性化する、古来の神経回路を作動させる。人口色にあふれる現代社会では、鮮やかな色のものは肉体に必要な栄養をもはや含まないが、それでも私たちはそうした色を見ると、太古の昔と変わらない喜びを感じる。より広くいえば、色は周囲の環境の豊かさを示す。それは直接の食料だけでなく、長期的に生命を維持できる環境の存在をも知らせる、無意識のシグナルなのだ。エネルギーの美学の中心にあるのは、周囲の環境が生きていて、繁栄を支えるものであることを知らせる鮮やかさなのだ」色。