虹を愛し大喜び

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イングリッド・フェテル・リーさん。「ミニマリストは自然が簡潔さの上に成り立っていると吹聴するが、じつは自然は過剰さに満ちているのだ。カラフルな模様や過剰な動きといった、多大な労力の投資を必要とする”見世物”は、それほどのエネルギーを費やせるほど活力に満ちていることを誇示しているのだ。進化論者のデニス・ダットンは、絵画から音楽、民族模様に至るまでのあらゆる人間の芸術形態にも、同じ論理が当てはまると考えた。美しく豊かさに満ちた手のかかる芸術作品は、いわばハンドメイドのクジャクの羽のようなものだ。エネルギーと活力が満ちあふれていて、純粋な喜びに使えるほどありあまっている、ということを知らしめているのだ。『派手』という意味の語源であるラテン語の『ガウデーレ』は、『喜び』という言葉の語源でもある」豊かさ。