拡散モードの時に

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松田卓也さん。「つまり拡散モードの時は何も考えていないのではなく、集中モードで考えて行き詰った考えを、無意識下に考え続けていたのだ。脳の内部には知識や概念がひとまとまりのものとして存在する。これをチャンクと呼ぶ。集中モードでは、思考は一つのチャンクの周りを彷徨している。ところが新しいアイデアというものは、離れた概念を結びつけることである。そのためには思考はさまざまなチャンクを訪れなければならない。それは拡散モードの時になされるという。だから人間には、ボッとした、一見何もしていない状態が必要だというのだ。ただし何の集中もせずにいつもボッとしていて新しいアイデアが浮かぶわけではない。その前に集中していたからこそ、拡散モードが有効になるのである」拡散モードでも、エネルギーの消費量は落ちていないと。