日常を打ち破る驚き

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イングリッド・フェテル・リーさん。「驚きは、ポール・エクマンによって特定された、世界共通の基本的感情のうちのひとつである。うれしい驚きは、内に向かっていた注意を外の世界に向け直し、世界に歩み寄り関わるよう、私たちを後押しする。ポジティブな感情が続くようにしてくれる。人間の脳は、差異やコントラストにきわめて敏感だという。この能力は、『調和の美学』を支えるゲシュタルト心理学の類似性原則と関係がある。人は類似のものをより大きな集団にグループ化することに喜びを感じるだけでなく、何か変わったものに気づくことにも喜びを感じるのだ。そのため、『調和の美学』と『驚きの美学』は、とても相性が良い。一貫性と反復によって明確な期待が示されると、驚きの要素が更に際立つ。この組み合わせは音楽でよく使われる」びっくり。