共同体感覚の要素

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平本あきおさん。「共同体感覚を構成する3つの要素は(1)自己受容、(2)他者信頼、(3)貢献感、である。自己受容とは、自己を受け入れることであり、自己承認とは似ているようで、まったく違う。自己承認は、自分の良いところを見つけること。自己受容は、自分の良いところも、ダメな欠点も含めてOKを出せること。他者信頼とは、まわりの人を信頼できること。貢献感とは、まわりの人の役に立てているという感覚。この3つが高ければ高いほど、共同体感覚が満たされ、人は幸せを感じるというのが、後期アドラーの立場です。逆に言えば、心の病やさまざまなトラブルは、この3つが低いことによって起きています。ですから、この3つを高めれば、多くの問題が解決できると考えられるのです。確かに、貢献感がないと、共同体で楽しくないですよね。