周囲を元気にしているか

矢野和男さん。「人の幸せを犠牲にして、自分だけ幸せになっている人が相当数いるということである。ストレスの多い仕事は部下やまわりに押し付けて、自分だけストレスから逃れている人が考えられる。人を圧迫する態度により、本人は主観的な幸せを得ている場合も考えられる。このような幸せをここでは、『悪い幸せ』と呼ぶ。職場の幸せは、職場を構成するメンバーのそれぞれが、周囲の人たちを元気にし、幸せを生んでいるかにより決まる。すなわち個人が『よい幸せ』の状態であるかにより決まる。関わる人たちを元気にし、幸せを生むことで自分も幸せになる。シンプルにいうと、『組織の幸せは、メンバーが周囲を元気に明るくしているかで決まる』のである。人が周囲を元気に明るくするというのが、集団の幸せの最も基本的な構成要素なのである」だな。