仕事時間中に別のこと

オリバー・バークマンさん。「ルイス・マンフォードは、産業革命は、時計なしではけっして起こらなかったという指摘をしている。18世紀後半、イギリスの農民たちは都市部に移り住み、工場で働く労働者になった。工場のオーナーたちは、労働時間を効率的に管理しようと考えるようになった。こうして、時間に値段がつけられた。一時間でいくらという時給制に変わった。資本家達は、仕事の時間に別のことをしている労働者たちを、盗っ人だと考えるようになる。働かないやつらは、時間という資源を盗んでいるのだ。1970年代、イギリスの実業家アンブローズ・クロワリーは、『タバコを吸ったり、歌を歌ったり、新聞を読んだり、ケンカをしたり、何であれ仕事に関係のないこと』をした時間分を、すべて給料から差し引くという方針を発表した」今はどうだ。