どんなに不安でも

イーサン・クロスさん。「どんなに不安でも目の前の仕事に取り組まなければいけないと認識すると、内なる批判者は消えていく。心理学者が示してきたところによると、ストレスのかかる状況に置かれた時に人が最初にすることの一つは、二つの問いを自分に(普通は無意識に)投げかけることだという。即ち『この状況で私に求められていることは何か』と『私は求められていることに対処するだけの資源を有しているか』の二つだ。状況を精査し、事態への対処に必要な手段を持っていないという結論になると、私たちはストレスを脅威と評価する。他方、状況を見極めて適切な対応に必要なものを手にしていると判断すれば、ストレスを挑戦とみなす。苦境について自分に働きかける際にどちらの方法を選ぶかによって、内なる声にとって大きな違いが生じる」目の前に。