力を印象づける感情を

ジェフリー・フェファーさん。「感情の表出には、強さを誇示するものと、そうでないものがある。力を印象づける感情を努めて表し、地位をおとしめる感情はできるだけ見せないようにしよう。意外に思うかもしれないが、怒りは力を表す感情であり、怒りの表出は、間違いを犯したり悪行が発覚したときでさえ(またはそういうときほど)、権力を手に入れるための賢い手段になる。反対に、後悔や自責、謝罪の念は。権力のなさの表れとみなされるから、権力や能力を印象づけなくてはならない状況では見せないのが無難だ。なぜ怒りが権力を呼ぶのかは、単純なことだ。怒りは抑圧や威嚇を想起させる。だから怒りの表出は、温和で礼儀正しく社会的に受け入れられる行動とはみなされない。怒りを表す人は権力がある、という印象を与えるのだ」怒ったほうがいい?