後悔や失望でなく怒りを示す

ジェフリー・フェファーさん。「ある研究によれば、怒りを表現する人は、『支配力がある、強い、能力が高い、頭がいい』とみなされる傾向がある。たたし当然ながら、いい人だとか優しい人だというふうには思ってもらえない。効果的に怒りを表せば、周囲の人が逆らわなくなるという効果もある。誰しも怒りの標的にはなりたくないからだ。パットン将軍が鏡の前で憤怒の形相の練習をしていたというのも、もっともと言えよう。エド・マスキー上院議員は、選挙運動中に涙を見せたために大統領候補指名を逃したと言われる。政治評論家クリス・マシューズはこう語っている。『強面の輩とやりあって一日を台無しにしたい人はめったにいない。たいていの人は衝突を避けようとする。だから政治家にとっては、激しい気性が有効な武器となるのだ』」そうか。