キケロの3つの信念

アーサー・ブルックスさん。「キケロは歳を取ってからの生き方について3つの信念を抱いていました。第一に、ぐうたらせずに、奉仕に専念すべきであること。第二に、晩年に恵まれる最大の強みは知恵であり、学習と思考から生み出す世界観によって、他者を豊かにできること。第三に、晩年ならではの才能を活かす手段が相談を受けることであり、お金や権力や名声といった世俗的な見返りを狙わずに、他者を指導、助言、教育すべきこと。ちなみに、キケロは良い助言をしただけではなく、その助言を実践して生き、その助言を貫いて死にました。あなたが流動性知能の落ち込みを今まさに経験しているなら、あなたはまだお役御免ではありません。流動性知能曲線から結晶性知能曲線へと飛び移る時が来たということです」奉仕に専念、知恵を活かし、相談をうける。