『奇跡のノート』を作る

ステファノスクセナキスさん。「このノートは、喜びの記録、あるいは、感謝のリストと呼んでもいい。ぼくは感じのいいノートを買って、その日にあったすばらしいことを書き留めることにした。最初はひと苦労だった。そのうち、僕も少しずつ心を開くようになっていった。言葉をなくすほど美しかった日の出のことを書いてみる。それから、楽しかった会話のこと。こつこつ続けていれば、日に日に腕は上がっていく。僕も毎日少しだけ長く書くようにして、ゆっくりと書くことに慣れていった。人生には僕の気づかなかった美しいものが、数かぎりなくあることに気づきはじめた。美はいつだってそこにあったのに!いなかったのは自分のほうなのだ。こうして奇跡のノートは僕のカメラになった。僕は感謝の気持ちを感じたことを20書こうと決めた」ノート。