手で覚える

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松田卓也さん。「米国の大学では講義のノートをパソコンで取る人が多い。ノートで手書きするのは少数である。ノートをパソコンで取るのと、手書きでするのに差があるだろうか。米国の研究では、ノートを手書きで取る学生の方が、成績が良いことがわかっている。その理由は、ノートをパソコンで取る場合は機械的な操作であり、話の内容は耳から入って脳を素通りして手を動かしてパソコンに記録される。しかし手でノートをとる場合は、そもそもパソコンほど速く書くことは出来ないので、学生は聞いた内容を頭で咀嚼して、短く要約してからノートに書くことになる。このことが理解の促進になるというわけだ。手でノートを取るのが良い理由は別にもある。人間は視覚と聴覚の一つのチャンネルだけでなく、複数のチャンネルを同時に使うと理解が進むのである」手書きで。