声に出して運がいい

中野信子さん。「運を良くするためには、『運がいい』『ツイている』と声に出して言うべきだ、とよくいわれます。これには私も賛成で、自分は運がいいと思う練習をするときには、声に出して、『運がいい』と言うのがおすすめです。というのは、人間が何かを記憶するときには、大脳深部の海馬という部位が働くからです。人の記憶は、視覚、聴覚、嗅覚などの感覚器官から海馬に情報が送られ、そこで整理統合され、短期間記憶すべきもの、長期にわたって記憶すべきものなどの判別がされるのです。情報を送る際に、働かせる感覚器官が多ければ多いほど、記憶は強化されやすいとされています。よって、ただ心の中で『運がいい』と思っているより、声に出して『運がいい』と言ったほうが、『自分は運がいい』ということが脳に定着しやすくなるのです」声に出そう。