中野信子さん。「私たちはいくつものゲームに同時に参戦していますが、運がいい人というのは、自分が『これぞ』と思っているゲームからは決して自分からは降りないのです。『これぞ』というのは自分なりの『しあわせのものさし』で測った目的や夢に関するゲームのこと。といっても、目的や夢への道のりが失敗続きだとあきらめたくなるのも人間ですね。ゲームをおりないようにするには、『ゲームは常にランダムウォークモデルのように進む』と考えるのがコツです。運が悪い人は、長期的な視点を持つことができません。なので、マイナスの出来事が続いた時にゲームをおりがちなのです。運がいい人は、マイナスの出来事が続いても簡単にゲームからおりません。負けが続いているときには最小限の損失になるよう努力し、次のチャンスに備えるのです」降りない。