作業を始めたときに

堀田秀吾さん。「やる気は、実際に作業を始めたときに初めて生まれ、作業をしている間に深い集中状態に入っていくのです。人間のやる気を司っているのは、脳の中の淡蒼球という部位であり、やる気を出すためには淡蒼球を機能させる必要があります。そして、淡蒼球を機能させるには、体を動かすこと、まず具体的な行動を始めてみることが一番です。一度不安を脇に置いて、今やるべきことを始めてしまえば、やる気が起き、集中力が増し、余計なこと、ネガティブなことを考えることがなくなり、不安にとらわれる時間が減って、さらに集中力が増して仕事などがはかどるという好循環が生まれ、幸福感も得られます。『不安を減らし、最適化した状態で人生を過ごしたい』という考えは、現代の日本にはびこる罠だといえます」とにかく作業を始めてくることから。