情報の洗い出しと共有

シーナ・アイエンガーさん「ブレストとは要するに、部屋にいる人たちの直接の経験をもとに、アイデアを出すことだ。『情報の洗い出しと共有』でしかない。あなたも、『今すぐアイデアを出して!』と言われたら、既に知っていることをもとに考えるだろう。多様な経験を積んだ多くの人が集まってやる場合、ブレストは日常的な課題を効率よく解決する方法になる。なぜならチーム全員の経験の総和に、必要な解決策がすべて含まれているからだ。だが、ヘンリー・フォードがエンジニアにブレストをさせなかったことに注目してほしい。フォードはエンジニアに命じて、使えるアイデアを世界中から探させた。バー・クランはそうやって食肉処理場の動くラインを探し当てた。5人がチームとしてブレストをする場合、5人の持っている知識しか利用できない」ふむ。