ソーシャル・キャピタル

内田由紀子さん。「ソーシャル・キャピタルは、平たくいえば個人あるいは社会のなかで醸成される『つながりの力』である。頼ることができる親しい人が近所にいる。あるいは滅多には会えないが、遠方に情報交換をできる友人がいる。これらはいずれも『つながりの力』である。この分野の第一人者であるロバート・パットナムによると、ソーシャル・キャピタルは『個人間のつながり、すなわち社会的なネットワークおよびそこから生じる互酬性と信頼性の規範』として定義されている。力を合わせることで課題を解決することや、集まって話をすることでストレスを解消すること、不審な人物がいれば知らせ合うようなしくみによって犯罪を減らすなど、その効果にはさまざまなポテンシャルがあるとされている。それが高い人ほど、幸福感が高い」つながりの力。