才能があっても

佐野俊二さん。「野球でも十年に一度の逸材と言われる選手が毎年のように出てくるじゃないですか。でも、その中のほとんどは一軍にも入れない、スターにもなれない。才能があっても努力しないからですよ。自分に才能があって、何をやってもピッとできてしまうから、それ以上の努力をしなくなるんです。やはり伸びる人間というのは、性格がいいと思うんですよ。それなりの才能があって、なおかつ人の言うことを何でも聞いて、もっと努力しようとする。それっていうのは、素直な人間でないとできないでしょうからね。あとは自分をどんな環境に置くかだと思います。やはり世界に出ると自分よりできる人間はいっぱいいることがわかりますから、そういう所で揉まれたほうがいい。才能プラス環境ですよ。後はハングリー精神。満たされた連中は苦労をしない」努力。