2025-04-01から1ヶ月間の記事一覧

努力を積み重ねる

林望さん。「私は歌を歌うだけではなく、絵も描けば詩も書きますしエッセイや小説も書いています。周りの人からは多才ですね、と言われますが、どれも生まれつきできたわけではなく、やはり努力の結果だと思っています。努力をせずに成果を得ようとしても、…

受け手に伝えて初めて

林望さん「まるっきり下手のうちから、上手な人の中に混じって、馬鹿にされ嘲笑されるのにも恥じることなく、平然として長く稽古に精を出す人は、仮にその人が生まれついてのコツをつかむ才能に恵まれていなくとも、それぞれの道に停滞することなく、また自…

一回の本番

林望さん「音楽の世界ではよく「100回の練習よりも1回の本番」と申しますが、これこそまさに真理を突いた名言です。下手な芸であっても、恥をかくことがあっても、ともかくできる限りの努力をかさねてから人前で披露してみる。そこに上達の秘健が隠されてい…

見物衆が楽しむ

林望さん「つまり、どんな芸術芸能でも、それを見る人聞く人楽しむ人という「見物席」を意識していないと成立しないということであって、これはアマチュアもプロも関係がないのです。芸能・芸術を趣味として持つについては、やはりそれを見たり聞いたりして…

人に楽しんでいただく

林望さん「声楽でも絵でも、趣味というのは、よく考えると自分のためのものではなくて、そこに人に楽しんでいただくとか人のお役に立つとかいう、ちょっと利他的な発想をなくしては面白くないのです。歌だって、自分だけで歌って楽しんでいるのでは単なる自…

上手な素人

林望さん「人が聴いてくれるかどうかそれは二の次で自分がやっていて気持ち良ければそれでよいのです 結果的にやっていることは確かに上手かもしれないけれどもその歌うというえいいの基本根本に聞いてくれる人の想いまでは含まれてはいません よくカラオケ…

下手な玄人に

林望さん「私が趣味について常々思っているのは、「上手な素人」ではなくて「下手な玄人」になりたいということです。いやいや、何も私は、本当に玄人になりたいと言っている訳ではありません。一つの心がけのありようとして、「どうせ素人芸なんだから」と…

よく見て映す

林望さん。「書道もまた必ずしも教室に通ったりする必要がありません。絵を書きたいと思った時も、必ず絵画教室も叩かなくてはならないわけではありません。まずは書いてみることが大切で、技術技巧のことは後回し、とりあえず描き始めればよいと思います。…

自己流ではダメ

林望さん。「さて、趣味を始めるにあたって知っておきたいのが、自己流でやってはいけないものと、自己流で取り組んでよいものがあるということです。前者の代表が音楽です。音楽のように技術が必要な趣味を自己流で始めると、確実に失敗します。例えば運指…

鑑賞型と実践型

林望さん。「芸術趣味は大きく鑑賞型と実践型に2分されます。即ち、音楽を聴く、絵画を見る、芝居を鑑賞する、など専ら受身の形で芸術に接する場合と、音楽なら演奏する、絵なら書く、芝居なら自ら演技する、など実践的・主体的に楽しむという場合があります…

適性を自覚して趣味

林望さん。「人にはそれぞれ適性というものがあります。趣味を始めるなら、適性があるものを選ぶにこしたことはありません。適性は才能に近い言葉ですが、才能が生まれつきの優れた能力だとすると、適性にはもう少し幅広いニュアンスが含まれます。単に得意…

芸術のない生活は

林望さん。「趣味を始めようとする人に、ぜひおすすめしたいのは芸術です。芸術のない生活は潤いのない殺伐たる生き方のような気がします。ここで言う芸術には、音楽や美術だけでなく、詩や小説俳句や短歌などの文学絵画や、写真さらにやは演劇や工作園芸な…

趣味と飲み会

林望さん。「趣味を始めようとする人の中には、友達を増やしたいとか社交の機会を増やしたいという目的を持つ人がいます。例えば、趣味であるところの草野球よりも試合の帰りに居酒屋によって仲間と楽しく飲み食いするのが楽しみというような話をよく耳にし…

秘密のポケットの中に

林望さん。「名誉ある孤立を保つ人は、いわば、秘密のポケットのようなものを心に持っています。秘密のポケットの中には その人にとっての大事な宝物が入っています。この宝物こそが趣味というものだと思うのです。秘密のポケットを持つ人にはどこか人として…

なぜ趣味が必要か

林望さん。「人生にはなぜ、趣味が必要なのか。……その答えの一つは、実りある人間関係を作ることにあります。もちろん私は、みんなとつるんで常に一緒に行動すれば幸せであるといいたいわけではありません。むしろ私自身は、決して人付き合いの良い人間では…

グッド&ニュー

三宅裕之さん「習慣作りの研究では、たとえば途中で一日実行できなかった日があっても、次の日にまた実行すれば、習慣化にはそれほど大きな影響を与えないことがわかっています。ただ同じ研究では、実行できない期間が一週間を超えると、習慣作りが難しくな…

外発的働きかけ

三宅裕之さん「自分ひとりではくじけてしまうことも、誰かに見られていると思うと頑張れる。これを『外発的働きかけ』といいます。①大会効果:大会効果は、たとえばスポーツを始めるときに、まず大会への出場を申し込むことで、自分を追い込むという方法です…

習い事の履歴

習ったことがあるもの、を思い出してみた。共に三歳からの、小学校の四年生で交通事故に遭うまでのピアノ、高校二年生になるまでの剣道。小学校の時の楽焼クラブは習ったことになるのかしらん。大学で合気道。英会話は入らないとして、その英会話学校の先生…

珈琲の温度問題

畠山大輝さん。「浅煎りの豆を淹れるときのおすすめの湯温は85度です。多くのお店では、浅煎りの湯温は90℃前後もしくは92℃、93℃あたりで抽出しているかと思いますが、私はそれより低めの85℃をおすすめしています。理由は、高温で淹れると渋みが出やすいこと…

2分20秒あたり

畠山大輝さん。「そんなえぐみや渋み、オフフレーバーを、どこで断ち切るかということになりますが、コーヒーの抽出液は、いろいろな成分が混ざり合って出てくる以上、それらだけをゼロにすることはできません。こうしたネガティブな要素をある程度許容しつ…

ポジティブな信念を

尾崎俊介さん。「ワトルズは、『自分の願いは必ず実現する。自分は必ず豊かな生活を手に入れることができる』というポジティブな信念を強く持ち続けることが願望実現のコツだ、ということを繰り返し述べているのですが、このようなポジティブな信念を持って…

感謝と信念

尾崎俊介さん。「(ワトルズによれば)願望実現のためには幾つかのコツがあります。『形のない唯一の物質』に自分の思考を伝えるとなると、その物質と調和しなければなりません。そのためには、まず『感謝』が必要。感謝する気持を持つことで、思考の効力は倍…

抽出時間と成分

畠山大輝さん。「これらの成分は、時間をカチッカチッと区切って別々に溶けだしてくるわけではなく、すべての成分が少しずつ混ざり合った状態で出てきます。その混ざり合う比率が、時間の経過とともに少しずつ変化していくというわけです。だから、抽出を初…

珈琲の最後に苦味

畠山大輝さん。「ミネラルの次に多く出てくるのは『酸味』です。クエン酸やリンゴ酸、乳酸など、酸っぱさを感じさせる成分です。酸味の後に多くでてくるのは『甘さ』です。ただし、焙煎された後のコーヒー豆には、糖の成分はそれほど多くは含まれていません…

珈琲抽出最初は塩味

畠山大輝さん。「私は、ミネラル(塩味)、酸味、甘さ、タクタイル(質感)、苦味・雑味の5種類に分けてとらえられています。これらの成分が複雑に混ざり合って口に含んだときの味わいを形成しますが、当然、どの成分が多いか少ないかによって味わいの方向…

誘惑のハンドリング

三宅宏之さん。「習慣を身につけるには、コツがあります。研究によると、同じような状況で同じ行動を繰り返すと、より習慣になりやすいことがわかっています。狙い目は、あなた自身が楽しさや快適さを感じる行動の前後、あるいはそれと一緒に行うことです。…

66日続ければ

三宅宏之さん。「人が行動できるかどうかの3要素、『実行しやすさ』『モチベーション』『きっかけ』のうち、『きっかけ』との関係で大切なのが、『毎朝』1分日記である、という点。夜でも昼でもなく、朝書くことに大きな意味があります。朝ほど行動がルーテ…

世界の間に直接のつながり

尾崎俊介さん。「自分がよくなったところで、それが自分を取り巻く環境や運命を改善することにつながるとは信じていなかった。そうならないことの方が多いだろうと思っていたんです。つまり、自分と世界の間に直接のつながりがあるわけがないと思っていた。…

人格を高めた分だけ

尾崎俊介さん。「要するにここでアレンが言っているのは、『まずあなた自身が、自己犠牲の痛みに耐えながら気高くなりなさい』ということですね。そうやってあなたの内側がキレイになれば、あなたをとりまく外側の世界が、あなたに対して微笑みかけるように…

同種のものを引き寄せ

尾崎俊介さん。「とはいえ、『「原因」と「結果」の法則』は、いたずらに景気のいいことを言っているわけではありません。『人の思いの力は強いので、何でも自分に都合のいいことを考えれば、それらが全部実現する。だから環境とか運命など少しも恐れなくて…