行動嗜癖の6要素

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アダム・オルタ―さん。「人間は勤勉で高潔で健全に生まれついてはいないので、隙あれば時間とエネルギーを出し惜しみしたがる。だが、その性癖を抑えて勤勉でいるための方策は、いつのまにか行きすぎてしまった。今の私たちは目標をいかに効率よく時短で達成するか、そのことばかりにこだわって、危機感を覚えて一時停止する能力を失っている。行動嗜癖には6つの要素がある。第一に、ちょっと手を伸ばせば届きそうな魅力的な目標があること。第二に、抵抗しづらく、また予測できないランダムな頻度で、報われる感覚があること。第三に、段階的に進歩・向上していく感覚があること。第四に、徐々に難易度を増していくタスクがあること。第五に、解消したいが解消されていない緊張感があること。そして第六に、強い社会的な結びつきがあること」行動嗜癖

行動嗜癖

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アダム・オルタ―さん。「何らかの悪癖を常習的に行う行為ーこれを『行動嗜癖』というーは昔から存在してたが、ここ数十年で昔よりずっと広く、抵抗しずらくなり、しかもマイナーではなく極めてメジャーな現象となった。昨今のこうした依存症は物質の摂取を伴わない。体内に直接的に化学物質を取り込むわけではないのに、魅力的で、しかも巧妙に処方されているという点では、薬物と変わらない効果をもたらす。ギャンブルにのめり込んだり、何らかのスポーツを過剰にやりすぎたりするのは、そうした、”新しい依存症”の中では古い方だ。ドラマを一気に何話分も視聴せずにいわれないビンジ・ウオッチングや、頻繁にスマートフォンを覗かずにいられないのは、より新しいほうの依存症と言える。いずれの場合も、人をのめりこませる力は昔のよりもはるかに強い」悪癖。

いいね!の誘惑

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アダム・オルタ―さん。「人間は、ある行動が一回限りなのか、それとも2回、もしくは100回繰り返すべきことなのか、そもそも一度も手を出さないほうがいいのか、反射的な費用便益計算を積み重ねて決めている。メリットがコストを上回るなら、同じ行為を繰り返さずにいるのは難しい。特にそれが神経学的にジャストなツボを押さえているとなれば、せずにいることのほうが不可能だ。フェイスブックやインスタグラムにつく『いいね!』は、そうしたツボの1つになる。ワールド・オブ・ウォークラフトでミッションを遂行するのも、自分のツイートが数百というツイッターユーザーにシェアされていくのを見るのも、同様のこと。SNS、ゲーム、その他のインタラクティブな体験の創出・改良を仕掛ける側は、実に巧みにユーザーのツボをくすぐる」依存のはじまり。

先祖供養と運

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木下レオンさん。「私が、強運メソッドの基本のキとしてお伝えしたいのは、先祖供養をすることです。これが最大にして最強の開運の行い。先祖供養をおろそかにしている人は、一時的に恵まれた人生を歩んでいたとしても、運気が下降しやすくなります。なぜ先祖供養と運が関係するのかと思われる人もいるでしょう。それは、ご先祖さまの苦労があってこそ、私たちがこの世に生まれてくることができたからなのです。今を生きる私たちは、少しでも運が良くなりたいと、多くを望んでしまいがちです。しかしながら、本来生かされていること、それ自体がとても運がいいことだと感謝しなければならないのです。お墓の前で手を合わせるのは、時を超えてご先祖に感謝の気持ちを伝えられる、とても貴重で特別な時間。それをおろそかにすると影響が及んでしまう」お墓参り。

マティスの配色

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イングリッド・フェテル・リーさん。「色に自信を持てるようになるには、少々練習が必要かもしれない。さいわい、喜びあふれる色の組合せを見つけ、目を訓練して色の喜ばしい深みをとらえ、活用するための近道がある。マティスを見るのだ。大胆な色がキャンバス上に仲良く共存しているのを見ると、家に取り入れても大丈夫だと自信が持てるようになる。マティスの明るく鮮やかな彩りは、配色のインスピレーションとして理想的だが、私はほかにもヘレン・フランケンサーラー、ソニア・ドロネー、ピエール・ボナール、そしてもちろんデイヴィット・ホックニーの作品を参考にすることが多い。自分の就きたい仕事に見合った装いをしましょうと、よくいわれる。なら、自分のほしい喜びに見合った装いをしたらどうだろう。身につけるものが力をくれる」色の練習。

寝る前に良かった3つ

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浅見帆帆子さん。「寝る前は、今日あった良かったことを、3つ数えてから眠ります。小さなことから大きなことまで、考え始めると3つなどすぐに埋まるはずです。大きな出来事である必要はありません。今日の○○はとても美味しかった。家族が無事でよかった。通勤途中にいい場面を見た。いい天気だった。など。大きな特別なことが浮かぶ日もあれば、毎日していることでも、『その日は妙に心に残った』と感じることが浮かぶ日もあります。どんなに些細なことでも、一日の中で良かったことを3つ思いだして、いい気分になって眠る癖をつけるのです。実際、『今日の良かったこと』に思いを巡らせるのは、とてもいい気持ちです。それがどんな内容でも、ニコニコ、ニヤニヤしながら眠りにつくことができます。その波動が自分の未来を作っていくのです」3つ。

夕食には予祝を

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浅見帆帆子さん。「『予祝』とは、それがまだ実現していないうちから祝うことです。その望みが本当にかなったとしたら、どんなふうに乾杯をするか、どんな気持ちで、どんなお祝い酒を開けて、何と言って祝うか。それを毎晩シミュレーションするのです。乾杯の声かけは『○○になっておめでとう!』です。言霊と言うのはすごいもので、『○○になっておめでとう!』と毎晩口に出して言い合うと、それだけで気持ちが高まります。未来に対しての見方が変わります。今日の、この『目の前の今』の延長にそのねがいの実現がある、日が経つごとにそこに近づいている、と感じられるのです。今日のこの一日も、そこに向かっている貴重で大事な一日に思えてきます。実際、予祝をはじめてから、それが実現する確率が格段にあがりました」○○○○になっておめでとう!