意中に人あり

六中観続き。自分の心の中に人があるということ。例えば自分が社長になると、人事部長は誰、経理部長は誰と、いわゆる手に駒を持っているということだという。何かにつけて意中にちゃんと人がいるということで、そういう風になるのが人間の修行だそうだ。かつて、ある組織の長をやったときに、副の人に助けられて「組閣」したことがある。これ、意中に人がいるというのは、頼んだら引き受けてもらえそうというところまで含めてなんですよね。やはり人徳を積まなければ、ということでしょう。