読書の秋 

川上弘美さんの『光ってみえるもの、あれは』を読んだ。うまいなぁ。宮部みゆきさんの『ブレイブ・ストーリー』も楽しめた。宮部さんは高校の同級生の編集者には「スティーブン・キングのパクリもある」と評判がわるいのだが、筆力としてはやはりなかなかだと思う。ただ、『模倣犯』にしても、これにしても、読ませるのだが読後感の完璧さという点はもうひとつなのかもしれない。あと、池澤夏樹さんの新刊と吉本ばななの短編集があるので秋の夜長はちょっと楽しみ。