鉱脈クラブ

中谷巌さんは、ひとつのことに一万時間、死に物狂いで没頭すれば、その分野で必ずひとかどの人物になることができる、という「一万時間説」を唱えている。この一万時間は大学院で博士号を取得する時間に相当するという。土日は休息するとして、一日八時間で5年間。以前に将棋の米長さんによる6000時間説を紹介したが、あれは大学受験だった。で、コアスキルに一万時間をつぎ込んで造詣を深めると、ある共通の境地に立つことができるという。中谷さんはそれを「鉱脈クラブに入る」と表現している。この年齢でコアスキルのない頼りなさ。やってみるか、一万時間。