良いリサーチとは

日産自動車の市場情報室長の星野朝子さんの講演を聞いてきた。リサーチとは、知りたいことを消費者に聞くことではない。「知りたいこと」を知るためにリサーチを行うと、既に知っていること、多くの競合が既に知っていることしか分らず、良い企画に繋がらないことしかわからない。良いリサーチとは、「自分の判断したいこと」がリサーチ課題であり、ソリューションは顧客のニーズを理解する刺激でしかないのだ。そして、カスタマー・オリエンテッドとは、「顧客視点で発想すること」にあると言っておられた。「リサーチを行うことで、お客様の反応が予測できるようになる。」「将来の予測に貢献しないリサーチに意味はない」。適当なアンケートなどや単に顧客の立場に立ってみた意見ではなく、プロフェッショナルなマーケティング・リサーチを活用せむ。