真摯で一途な努力

名誉棋聖、藤澤秀行さん。「しかし、私が目を掛けているこれらの棋士と比較しても、韓国、中国の一流どころといわれている人々の碁にかけるひたむきさは、はるかに優る。日常の心構えが違う。日本では、『あいつは結構勉強している』という。だが、『結構勉強している』程度なら、日本の職業人がみなやっている。まあ棋士になったのだから、碁の才能は人並み以上に違いない。その上に突き抜けるには、真摯で一途な努力しかない。(中略)碁は命があるものだし、その一手一手に精魂を打ち込む値打ちがあることを、私は確かめる。」ひたむきさ、日常の心構え。碁ではないが、この日本で、この状況で、いかんなあ。